こんにちは!
腰痛整体FUKUROHの村越です。
今回は2023年6月に卒業された小金井市のSさんの症例(2/6)を紹介します。
原因は不明
Sさんが来院されたのは6月すぐのこと。
10日前ごろより背中に違和感を感じていましたが、前日にふとした動きから痛みが強くなり、当院を受診いただきました。
お話を伺っていると違和感がでる直近でお仕事の作業場を模様替えしていたそうです。
動かなければ痛くない
Sさんの痛みの出方として前屈以外はまったく痛くないとのこと。
特定の動作でのみ痛い場合、多くが筋肉・関節の問題です。
逆に「何もしていなくても痛い」「夜間痛がある」「発熱」などがある場合はガンなどの疾患も視野に入れなければいけません。
今回、問診や検査を行ったうえでそういった要素は排除できました。
圧迫骨折が怖い
痛みが出るところは背中と腰の境目(胸腰椎移行部)で、圧迫骨折が起こりやすい怖い部分でもありました。
圧迫骨折は様々なケースで起こりますが、一番多い原因は骨密度の低下によるものでこれは実際に医療機関で調べてみないと分かりません。
ただ圧迫骨折の場合、寝返りや前かがみで強い痛みが出たり、寝ている体勢から起き上がる瞬間に鋭い痛みが見られます。
これは特徴的な症状で、寝返りはすごく痛いけど歩くのは大丈夫!という方もいらっしゃいます。
Sさんの場合、体動時の痛みの有無、医療機関への通院状況も伺っていたので可能性は限りなく低いと判断しました。
通院と施術回数
Sさんは「筋スパズム」が起きていると判断しました。
筋スパズムとは、簡単に言えば筋肉を攣ってしまい力を抜くことができない状態のこと。
そのため局所の血行改善を目的に施術。
初回施術後には、痛みがなくなりご本人にも喜んでいただけました。
しかし、筋スパズムはぶり返しやすいという特徴があるので何度か経過をみさせて頂くことに。
結果として8日間で計3回施術。
初回以降は問題なく日常生活を送れて一安心。
お孫さんと横浜で1日遊ぶことも出来たそうです。
振り返り
どうしても回復が遅くなる年齢ですが、今回は症状がごく軽度であったこと・圧迫骨折やその他の疾患と鑑別できたことで短期での卒業を迎えられたと思います。
ただ、年齢を重ねていくとどうしても色々なリスクを考えなければいけません。
自分自身もよい老後を迎えられるように、今のうちからリスクを下げていこうと思いました。
腰痛整体FUKUROH
柔道整復師 村越