こんにちは!
腰痛整体FUKUROHの村越です。
本日は2023年6月に卒業された小金井市のHさんの症例(3/6)を紹介します。
長期的なお悩み
Hさんのお悩みは長期的。
症状としては通勤時立っていると腰や脚の疲労感、右股関節のおさまりの悪さを感じること。
また、半年に1度登山をするそうですが、登山の際に股関節の違和感が顕著だったそうです。
最近では姿勢の悪さまで感じるようになっていました。
全身をみる
痛めた原因がはっきりしていたり症状が短期で起きた場合、局所的な問題を取り除くことで早期の改善が見込めます。
ただ、今回のような長期的なものは、色々な問題点が積み重なっていることが多く、Hさんも気になる要素が多かったです。
また姿勢の悪さを自覚できるようになったのもあまり良いことではありません。
今回は症状の出ている部分はもちろん、全身的な評価から行いました。
問題は肩にも!?
検査をしてくうえで「コンディショナルテスト」というものも行いました。
コンディショナルテストは条件をつけて動きをみることで、どこに問題があるかを絞っていくテストです。
テストを行っていくと、Hさんの場合、症状の出ている下半身に肩の動きも影響している可能性が出てきました。
身体は連動して動いている
身体には関節の動きが鎖のように連なっていく仕組みがあり、それを運動連鎖と呼びます。
運動連鎖は、例えばスポーツをしてボールを投げるなどの一連の動き、物をとる・歩くなどの日常生活でも実は重要な仕組みです。
Hさんも運動連鎖の中で左肩が邪魔をしてしまうため、腰と右股関節への負荷が強くなっているようでした。
また、庇うことで腰の反りや重心の前方移動も出てきています。
これが姿勢の悪さを自覚した要因ではないでしょうか?
今回は運動連鎖を考えたうえで全身にアプローチしました。
通院期間と施術回数
Hさんの場合、初期はコンスタントな通院をお願いしました。
2022年11月~1月末までの約2か月で9回の施術、その後、状態の変化と施術効果の持続時間を考慮しながら徐々に通院の間隔を空けていきました。
最終的な通院期間は7ヶ月、施術回数は20回。
6月は最終確認のための1回のみでした。
振り返り
長期的な施術になりましたが、Hさんにも納得していただいて通院していただけました。
症状自体は3ヶ月でほぼ改善、後半の4ヶ月では再発防止のための運動療法がメイン。
通院間隔を空けた中でもHさんは積極的に運動に取り組まれており、それが卒業への大きな要因にもなったと考えています。
治療途中に軽めの登山や長期の海外旅行などのイベントも無事に楽しめたようで良かったです!
秋に登山を行うそうなのでそちらも楽しんでいただければ嬉しいですね。
腰痛整体FUKUROH
柔道整復師 村越