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歩いたり長く立っていると腰が痛い(男性 30代)

こんにちは!

腰痛整体FUKUROHの村越です。

 

本日は2023年6月に卒業された小金井市のOさんの症例(5/6)を紹介します。

 

通勤環境が激変。

Oさんは今春に転職をされ勤務地が遠方になり、片道2時間かけて電車で通勤するようになりました。

 

1週間を過ぎた頃から腰に痛みが徐々にあらわれ、通勤電車で立っているのがツラく、駅に着くころにはスムーズに歩けなくなってしまうとのこと。

 

今後も通勤はしなければならないので、このままでは困るとのことで来院いただきました。

 

姿勢に重要な仙腸関節

検査の中で痛みの出るところを調べていくうちに「仙腸関節」に問題が見つかりました。

 

仙腸関節とは、背骨の下部にある仙骨が左右の腸骨と組み合わさってできた関節。

 

この関節は上半身の体重を支える役割があります。

 

腰痛やお尻の痛みの原因になりやすいところのひとつで、慢性的な腰痛の30%を占めるとも。

 

ここを痛める原因のひとつに周辺の筋肉をアンバランスに使い続けることがあげられます。

 

Oさんは過去に右ひざを負傷した経験があり、脚の左右の動きの違いがありました。

そこに通勤によって仙腸関節の負担が増え動きが悪くなり痛みになったと考えられました。

 

仙腸関節の動きをよくする

仙腸関節はほとんど動きません。

 

ただ、上からの力(上半身の体重)+下からの力(床反力)が加わるときにわずかに動きます。

 

このわずかな動きが重要で、これが機能しないと衝撃を吸収できずに痛みが起こるケースが多いです。

 

Oさんもそれに当てはまったので、仙腸関節の動きを改善し左右の筋肉のバランスを修正。

 

また、セルフケアとして骨盤の安定性を高める運動をしてもらいました。

 

通院期間と施術回数

Oさんの症状は初期の1ヶ月で軽減、残りの期間で運動を変えながら経過を観察。

 

初期の1ヶ月で5回、その後の2ヵ月で月2回の施術で合計9回の通院。

 

後半の2回では通勤と仕事中も腰痛がなく過ごせていました。

 

振り返り

Oさんの症状は強く通勤など排除できない要因もあり心配でした。

 

ただカバンからリュックに変更したり、立ち姿勢の改善や運動を積極的に行ったりとご自身でも負担をかけないようにしていただけたおかげで、お伝えしていた通りの期間で卒業ができました。

 

環境的な要因を完全に取り除くことは難しいですが、色々と軽減できる策はあると思います。

 

まずは症状の問題を知り、原因を突き止めていくのが第一歩。

 

もし現状をよくしたいけれどやり方が分からないという方は、当院で問題から見つけてみましょう!

 

腰痛整体FUKUROH

柔道整復師 村越